
こんにちは。京都市を中心に活動しているイラストレーター・デザイナーの赤松佐助です。
イラスト制作やグラフィックデザインを承っており、幅広いニーズやご依頼内容に対応しております。
今回は映画についての雑談です。
最近観た映画について
最近は、時間があれば積極的に映画を観たり本を読んだりしています。
前回のTOPICSでは本をご紹介したので、今回は映画の話です。
『aftersun/アフターサン』という映画を観ました。
今まで観た映画の中で1番と言っても良いくらいに好きな映画でした。
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↓あらすじ(『aftersun/アフターサン』公式HPより)
思春期真っ只中、11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。
まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにする。
20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像の中に大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出してゆく。
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画面の見せ方だけでなく、ストーリーもとにかく余白が美しい映画でした。
公式サイトにも書いてありますが、ミニマリスティック(最小限な、最小主義の)な映画です。
逆に言えば、色々読み取るのが難しい映画です。
観た後に、あまりよくわからない映画だったなぁと思った方は、1度レビューや考察サイトを見てみるのが良いかと思います。
私は観終わった後にいくつか考察サイトを見ましたが、気づけた部分とそうでない部分もあり、ますますこの映画の深みを知ることができより好きになりました。
以下からはちょっとネタバレを含みますので、まだ観てなくてこれから観ようかなという方はここでストップしてください。
Amazonプライムで視聴できますので、まだ観たことがない方はぜひ。
おすすめです。
以下ネタバレ注意
この映画は、11歳の時に撮ったビデオカメラ映像、当時のソフィの記憶、31歳のソフィの想像力の3つの視点から構成されているようです。
たまに挿入されるクラブのシーンや、泣き崩れるカラム、夜の海へ向かって歩くカラムのシーンなどが31歳のソフィの想像力の場面ですね。
この場面の見せ方と挿入のタイミングがなんともすごい。
泣き崩れるシーンでカラムに精神的苦痛があるのを示唆して、夜の海へ向かって歩くシーンで死を想起させ、最後のソフィへ向けた手紙であの後カラムは自殺したのだと、明確に語らずとも視聴者に感じ取らせる。
30歳まで生きるとは思わなかったという発言や、高い絨毯の購入を決断した場面にも、カラムは前々から希死概念を抱いていたことや、ソフィとの暮らしの後に死のうと決断していたことがもしかしたら表現されていたのかなと思いました。
希死概念というものは私も経験があるので、カラムの心情に違和感を持ってからは、笑顔でビデオに映るソフィなど観ていてなかなか辛いものがあるなと思うと同時に、カラムにとっては良い最後だったのかなとも思いました。
今まで辛くても、最後に大切な人と一緒に過ごせたら幸せだろうなと。
見ていてあまり気づけなかった点としては、LGBTQやセクシュアリティについての表現です。
カラムは自身のセクシュアリティについて秘密を持っていて、それが原因で鬱になっているのではないか?という考察を見ました。
カラムが鬱であることは観ていて感じとれましたが、なぜ鬱なのかまでは全く読み取れませんでした。というよりもカラム鬱なの?自殺志願者なの?ということが気になって理由を考えようという発想はありませんでした、、。
思えば、少年たちが隠れてキスしていたり、31歳のソフィが同性のパートナーと暮らしていたりとセクシュアリティに関する描写はいくつかあったなと思い出します。
あくまで一考察サイトの意見ですけどね。本当のところは分かりません。
最後に
思いの外長くなってしまったので今回はここまでにします。
映画っていいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。